スマホの充電程度であれば、モバイルバッテリーや車で充電というのもありですね。私もこれまではそうしてきました。しかし、コンセントが使えると、また違うことができて楽しめます。電源の無いサイトでも快適に過ごしてみたいと思いませんか?
ポータブル電源って何に使うの?キャンプまで来てコンセント必要?
そもそもキャンプに来て電源って何に使うのでしょうか。こんな疑問ありますよね。
不便さを楽しむのもキャンプの醍醐味ですが、電源付きサイトの予約が先に埋まっていくところを見ると、やはりコンセントを使いたい人が多いという事ですね。キャンプ場と言えども電源コンセントが使える安心感。これですよね。
では、どんな電化製品を使うのでしょうか?
スマホの充電、扇風機、電気毛布、照明、こんなところでしょうか。私の知り合いにはホットプレートを使うという人がおり、「後片付けが楽だ!」と力説していましたが、それは炭火にしたら?と思っちゃたりします。他にも空気ポンプや掃除機なども使えるとありがたいかもしれません。
私も電源サイトを利用することが多いですが、使うのはもっぱらスマホやカメラの充電です。これだけだったら、正直モバイルバッテリーでもなんとかなります。しかし、電気毛布となるとコンセントが必要になり、電源サイトを使う事になります。また他にも、最近使ってみて良かったのは、かき氷器とマキタの扇風機です。夏場のキャンプでかき氷が食べられるのはありがたく子供のウケが良いです。扇風機の風を浴びながら過ごすのも快適度合いが違います〜。
では、電源サイトが予約できなかったらどうするのか?キャンプを諦める?いえいえ、今はポータブル電源という選択肢があります。
ポータブル電源の容量はどのくらい必要か?
近年の災害の多さからも話題になっていますが、停電時やアウトドアでも使えるということで、ポータブル電源の人気が高まっています。
選ぶ際のポイントはいくつかありますが、やはり最も重要なのは、その容量ですね。私の場合、2泊のキャンプで電気毛布を使う事を想定していますが、とりあえず1枚しか使わないとしても、消費電力はそれなりです。消費電力ですが、山善製の電気毛布の取説には「弱で15Wh、中で31Wh、強で45Wh」となっていました。
例えば、夜21時から朝の6時までの9時間目一杯使うとすると、「中」の場合は31×9=279Whなので、2日使うとなると600Wh程度の容量が必要です。使用時間を半分にするか、「弱」にすれば300Whで良いということですね。電気毛布を2枚使う場合は「弱」でも600Whとなります。
自分の理解のために、表にまとめてみました。
1日の使用時間 | 電気毛布1枚×1日 | 電気毛布1枚×2日または2枚×1日 | ||||
弱 | 中 | 強 | 弱 | 中 | 強 | |
1時間/日 | 15Wh | 31Wh | 45Wh | 30Wh | 62Wh | 90Wh |
3時間/日 | 45Wh | 93Wh | 135Wh | 90Wh | 186Wh | 270Wh |
6時間/日 | 90Wh | 186Wh | 270Wh | 180Wh | 372Wh | 540Wh |
9時間/日 | 135Wh | 279Wh | 405Wh | 270Wh | 558Wh | 810Wh |
「中」6時間くらいで2日として372Wh、このくらい欲しい感じです。ところで、ポータブル電源等に書かれている容量は、実際にはその数字丸々は使えず、変換効率は70%くらいと考えた方が良いようです。
そうなると、購入すべき容量は372Wh÷0.7=531Whとなります。他にも使うことを考えると、600Whあれば安心ですね。しかし、容量は多いに越したことはありませんが、これ値段に直結するんですよね。
山善の電気毛布ですが、私が持っているものは廃盤のようですが、同じような商品は今も売られているようです。
その他に気をつけておくことは?
様々なメーカーからポータブル電源が発売されていますが、「正弦波タイプ」であるかどうか、「出力ポートの種類と数は?」というところも気にしておきたいですね。
正弦波タイプか矩形波型タイプか
この「正弦波タイプ」というのは、家庭のコンセントと同じくプラスとマイナスが綺麗なカーブで繋がる波となっており安定した電流を得られることから、接続できる機材を選びませんが、「矩形波タイプ」のものは、プラスとマイナスが急に切り替わり安定した電流が流れないため、パソコンなどには不向きです。接続できる機器を選ぶということですので、安心感を買うと意味では正弦波タイプをお勧めします。
出力ポートの種類と数
次に出力ポートの数ですが、これは持っている機材の数に応じて選べば良いですね。USBポートとAC電源ポート(いわゆるコンセント)が有れば大抵困ることはないと思いますが、UBSが多めに接続できると便利ですよね。ACからUBSポートに変換してしまえば良いのであまり細かく考える必要はありません。
私の場合、USBが必要なものは、スマホ2台、コンパクトカメラ、USB扇風機くらいで、AC電源はかき氷器に電気毛布やマキタの扇風機です。
手に入れたのはJackery Tuned by JVC
さて、これまでの条件から選んだのは「Jackery」です。容量違いがいくつかあり、値段も高いので悩んでいたところ、JVCが調整したモデルもあることを知り、更に悩む羽目に。この製品、非常に人気があるため在庫なしや納期がかかるものなどが多いんですよね。そしてある日、ふるさと納税のお礼の品に出品?されているのを発見し、「これは逃すわけには行かない」と、直ぐに納税を申し込みました!いやー本当に良いタイミングでした。
選んだのはBN-RB6-C、626 Whのモデルです。一つ下のモデル( BN-RB-C、511Wh)と筐体サイズ。重量は同じで容量違いというところがポイントです。
届くまでに1ヶ月くらいかかりました。重量6.4kgとそれなりにありますので、取手付きの立派な外箱になっています。
蓋を開けますと、黒いポーチがあり、その中には本体充電用のACアダプターとシガーソケットケーブルが入っていました。車からも充電ができるのは良いですね。
続いて本体前面パネルの液晶部ですが、DISPLAYボタンを押すと一定時間、充電容量や入出力状況が表示されます。
上部にはしっかりとした持ち手が付いており、とても握りやすく重量の割に軽く感じます。折りたたむと上面がフラットになるのがポイント高いです。車載する場合にも邪魔になりません。
続いて前面パネルですが、上半分には液晶と、INPUTとして充電用のケーブルを挿す部分があります。下半分はOUTPUT部になっており、DCとしてφ6.5mm×2とシガーソケット、USB-Aが3ポート、AC100Vが2ポートあります。それぞれのボタン(DC、USB、AC)を押すとランプが点灯し出力が開始されます。
本体の底には仕様が書かれていました。Jackeryはアメリカのメーカーですが、やはり中国製なんですね。
外箱を見てみたいと思います。大容量626Whという表示が大々的に謳われていますね!
さて、いかがでしたでしょうか。今年も残すところ2ヶ月少々となり、あと何回キャンプに出向くか分かりませんが、次回は使用状況などをレビューしてみたいと思います。
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