1980年代に流行ったルービックキューブ。皆さんはやったことありますか?私は子供の頃に親が買ってくれて遊んだ記憶があります。しかし、1面を揃えてその脇の4面の2段を揃えるところまでしかできませんで、その後は解法手順書を見ながらなんとか6面を揃えるという感じでした。6面揃えるのはやはり難しく、模様を揃えたりして遊ぶことが多かったように思います。
ところで、最近のルービックキューブはすごいらしいです・・・。
スピードキューブGAN356X購入
マクドナルドのハッピーセットのおもちゃがルービックキューブという時がありました。サイズは2×2が一番大きかったと思いますが、うちは1段で2×3という変則的な形状のものを貰いました。これを子供はすいすいと上手に解いていたので、これは少し教えてあげようと思い2×2のルービックキューブも購入しました。
私も久し振りにルービックキューブをやってみたくなり、家の奥から引っ張り出してきましたが、解法書は無くしてしまっていたのでネットで調べることにしました。私の知らない解き方が沢山あるんだなと色々見ている中で、動画で解説しているページに行き当たりました。あまり腕を動かさずに指先でちょいちょいと回しています。「ん?なんだこの動き?見たことないぞ。」そう、皆、スピードキューブを使っていたのです。あまりにも簡単そうに回す様はとても面白く、今持っているルービックキューブでは同じ回し方はとてもできません。実物を手にする事ができない中、買うかどうか正直悩みました。かなりお高いんですよね・・・。でも、でも。
買っちゃいました!評価の高い「Gancube GAN356 X Numerical IPG」です。
これ使ってみると分かりますが、従来のものとは別物です。あまりの性能差に衝撃を受けること間違いなし!買って良かったです。長々と使おうと思っている方は購入を検討してみてはどうでしょうか。持った感触も回した感触も気持ちよく快適に遊べます。
改めてAmazonを見てみましたが、同じ物は検索しても出てきませんでした。
GAN356 X 競技向け 磁石内蔵3x3x3キューブ Numerical IPG (ステッカーレス) 新品価格 |
そして子供にもスピードキューブを買い与える・・・
・XMD 立体パズル 3×3 競技用 ステッカーレス(写真左)
・CACUSN スピードキューブ 競技用ver.2.0ステッカーレス(写真右)
子供たちが私のスピードキューブを使いたがるので、安いものを買い与えることにしました。表面はどちらもマット感があり悪くいうと安っぽく見えますが、競技用ということで軽く回せますし楽しそうに使っています。違うものを買ったのですが、回した感触はだいぶ異なりました。
XMDの方が回した感触は軽いですが少し剛性感が低く、綺麗に回転を合わせないとグニャッとなることがあります(伝わりにくくてすいません)。どうもこれは内部のバネの強さによるものだと思われますが、下の写真のようにXMDの方が開きやすいんですよね。このために持ち方によって全体の立方体形状が崩れることがある気がします。
CACUSNはサラサラというかシャリシャリというか擦れる感触がありますが、比較して剛性感は高く安定している印象を受けます。形状もそのイメージ通りで角張っている感じがします。どちらかというとCACUSNの方が使いやすいかもしれません。なお、競技で最速を目指す!という方には間違いなくGAN356 Xをお勧めします。
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そもそもスピードキューブって何?ルービックキューブと何か違うの?
この6面を揃えるという単純なゲーム。まずは6面を揃えることに注力しますが、それができるようになると次に目指すのはどれだけ早く完成させられるか!という事ですよね。そのために必要なのは最短の解法手順と、その速度について行けるルービックキューブです。
速度について行くと書きましたが、ルービックキューブって回すときに結構引っかかりませんか?綺麗に縦横が揃っていないと回す途中で引っかかってしまいますよね。それを改善したものがスピードキューブと言われるものです。この分野は中国製が抜きん出ていて、速度を競う世界大会でも多くの選手が使用しているようです。
具体的に何が違うのかというと、以下のような工夫がされています。
回転が軽い
スピードキューブを手にして最初に感じるのはコレです。手にした人は皆驚きます。どのようにして回転を軽くしているのか、いくつか見てみます。形は様々ですが溝を作るなどして、接触面積を小さくしていることが分かります。摩擦を小さくする方法としてはセオリー通りですね。昔はロウを塗るとか油を差すとかやっていましたが、進化したものです。
鱗状の溝 スリット状の溝 窪んだ溝
また、この回転の軽さのおかげで手で掴んで回すのではなく、指で弾くように回すことができるようになりました。これが速度アップに大きく貢献していることは言うまでもありません。
①人差し指をかける ②指先で弾くように回す ③ 軽く回ります
引っかからない
急いで回しているときに起こりがちですが、その前の回転が回り切っていないと次の回転が引っ掛かってしまうことがよくあります。これを解消するために、真ん中のブロック周囲の四隅が丸く削られているのです。これ考えた人凄いなぁと思います。結構ズレていてもスルッと回り引っ掛かりません。
ぴったり回転が止まる
キューブを指先で弾くように回転させると、あまりにも軽いため回り過ぎることがあります。これをピタッと90度の回転で止めてくれるとうれしいですよね。それを実現している機構があります。何と磁石が入っているのです。私の持っているスピードキューブでは磁石の強さを4段回で変えることができます。でも、デフォルトのままで使っています。ちょうど良いですよ。
磁石が入っています 磁力の強さを調整できます
ルービックキューブ世界大会の記録は?
これ気になりますよね。2019年12月末時点の世界記録では4.80秒!というとんでもないタイムが記録されているようです。平均タイムの記録では7.53秒ということですので、10秒くらいあれば普通に完成できるということですね。どういうこと?と思いますよね。これYouTubeなどの動画を見ると納得できます。想像を超えた速度です。
調べてみたら4.6秒を切っているみたいですよ!
改めてルービックキューブとは?
細かな歴史はWikipediaなどを参照いただきたいのですが、これを作ったルービック氏はハンガリーの発明家であり、彫刻家であり、ブタペスト工科大学の建築学教授というのが面白いですね。立体や空間認識に非常に長けている方だったのでしょう。数学的にもとても興味深いものですし、じっくりと時間をかけて解くのが最適なのだろうと思います。小さいお子さんでも1面は揃えられるようになれますので、ぜひ教えてあげて下さい。論理的思考力を構築するのに良さそうです。(1面ができない方はまずご自身が頑張って下さいね)
子供に教えるために2×2も買いましたが、6面を揃えるのはなかなか難しいです。
私はとりあえず1分半位で6面を揃えられるようになりましたが、以下のサイト(初級編)を参考にさせて頂きました。ありがとうございました。
Cube Voyage
ルービックキューブの速いそろえ方、解き方、最速攻略法、解法、スピードキューブ、LBL法など
さらなるタイム短縮には中級編・上級編を進める必要があります。地道に頑張ります!
子供にはこんな本も買ってみました。理解できるかなー?
さて、昔ルービックキューブが流行った後にはルービックスネークという三角錐を繋げた蛇のようなおもちゃが出てきました。これはパズルというよりも知育?でしょうか。継いでルービックリベンジ(4×4)という解くのが大変そうなものが登場し、現在は10×10なんてマニアックなものもあるようです。どこまで行くのでしょうか。
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