Gnoble?グノーブル?それって、お洒落なレストランかカフェ?それとも洋菓子屋さんでしょうか?
何も知らないのね!中学受験の塾に決まってるでしょ!調べてきなさい!
ははー、調べてまいりますぅ!
という訳で、入室説明会に行ってきましたので、ご紹介したいと思います。
Gnoble(グノーブル)の入室説明会
小学3年生の子供を持つ親であれば気になってしまう「4年生から何処の塾に行かせるべきか」という問い。中学受験を見据えると、この選択がとても大切であろう事は明らかで、親としても色々と調べてしまうのです。
さて、このグノーブルですが、SAPIX等で講師をされていた方々が立ち上げた塾ということで、SAPIXではできなかったことを実現しようという心意気が感じられます。漫画でも見たことあるような塾の成り立ちですが、きっとこのような塾は多いのでしょうね。
2013年に算数塾としてスタートし、翌年からは4教科の授業を始められたそうです。現在は、御茶ノ水校や吉祥寺校を始め、東京を中心に神奈川、千葉と全11校舎に展開されています。
中学受験グノーブル 3つの特色
まず初めに、塾の特色を確認しておきたいと思います。パンフレットやホームページを見るとこんなことが書かれています。
「知の力」良い言葉ですね!
知ることの大切さは、学ぶことの大切さに繋がります。生かすも殺すも先ずは知らない事には始まりません。
では、次にグノーブルのパンフレットに書かれている「3つの特色」を見ていきましょう。
1.グノーブル講師陣によるオリジナル教材を使用
中学受験グノーブルで授業を担当するのは、最難関中学への合格者の指導に長けた経験豊かな講師たちです。こうした講師陣が直接、これまでの経験をもとにオリジナル教材を作成しています。 日頃子どもたちを教え、最新の入試動向に触れている第一線の講師たちが作成した教材を通して、毎日の授業が展開されています。
やはりここがグノーブルの売りですね。大手塾を選ばない理由はここにあります。11校舎とそれなりの規模ではありますが、大手と比べるとまだ小回りが効くのだと思いますし、そこに期待します。
2.わかる感覚、解く楽しさこそが「知の力」を育てます
生徒一人ひとりが能動的に学習に取り組めるように、1クラスはコミュニケーションが十分に取れる人数に限定しています。対面授業による直接のやり取りを通して、解ける楽しさを積み重ねることが、生徒たちの「知の力」を育てることにつながるのです。
また、グノーブルでは生徒、講師が快適に過ごせるよう、教室内の学習環境の向上にも常に配慮を行っています。
説明会でも「生徒とのキャッチボール」という言葉を使っていました。目の届きやすい人数(10人程度)で授業が行われることもコミュニケーションには大事な要素ですね。
また、コースが変わっても同じ講師の方が教えるそうで、教え方が変わらない・ブレないことが強みだと仰っていました。例えば授業後に質問を受けても担当の科目でなかったら教えない、なども徹底しているのことでした。
3.生徒の自立学習を助ける個別指導システムもあります
集団授業にお通いいただいている生徒一人ひとりを総合的にサポートする個別指導システム(中学受験グノーブル個別指導)もあります。
日々の授業前後の質問以外に、特定の単元の強化やお休みされた分を集中的に補強したいなど、校舎内で個別指導を受講することもできます。
ここはあまり説明はされていませんでしたが、目の届く中で授業をされているので、個別の問題点も分かって頂けているのだと思います。
カリキュラムについて
大手の塾では5年生になると週3日通塾になるところが多いようですが、グノーブルでは週に2日というのが大手と違うところで、時間は1コマ60分から80分に変わることで補っているようです。大手は3日×3時間ですが、グノーブルは2日×4時間です。この数字だけを見ると、大手塾の方が1時間多くて安心ですが、通塾時間や拘束日数を考えると違う見方もできますね。
本人のやりたいことや他の習い事もある中で1日無くなるのは大きいです。往復の通塾時間のロスを考えると、家庭学習でカバーする意思があれば、あまり差は無いのかもしれません。また、日数が多いと家庭学習が回らなくなることが多いと講師の方は仰っていました。私は5年生の2日という設定は良いと思いました。
学年 | 教科 | 時間 | ||
3年生 | 算数・国語 理科・社会 (理社隔週) | 50分×3コマ | ||
4年生 | 算数・国語 | 理科・社会 | 60分×3コマ | |
5年生 | 算数・国語 | 理科・社会 | 80分×3コマ | |
6年生 | 算数・国語 | 理科・社会 | ※算数・国語 理科・社会 | 80分×3コマ ※75分×4コマ |
4教科の力の入れ方
【理系】算数・理科、【文系】国語・社会ですが、それぞれに含まれる2教科の勉強時間は2コマ対1コマとしてカリキュラムが組まれています。やはり算数と国語が大切という事ですね。
そして、文系・理系でコースを分けていて、それぞれ適したレベルで学べるようになっているそうです。他塾では4教科の平均で分けていることが多く、算数は簡単だけど国語は難しいなどの問題が生じるとのこと。月に1度のテストでクラス分けを行い、生徒のレベルを揃えることで授業もスムーズにできるというメリットもあるそうです。
算数では4年生で勉強範囲を一通り終わらせて、5年で応用、6年で受験対策という風にレベルアップを図ったりもしています。繰り返して勉強できるところが定着にはとても良いと思います。
授業内容はSAPIXに似ているとのこと。SAPIXに行ったことのない私にはわかりませんが、有名塾ですので、何となく安心していいような気がします・・・。
グノーブルのデメリットは「競争意識が低いこと」だそうです。これは確かにありそうな問題ですね。模試などを通じて危機意識?を持たせるなど前に向く姿勢をどう作るかは、親の課題なのかもしれません。
算数;単元ごとの徹底的に学習できる合理的なカリキュラムで「思考力+計算力の両輪を育成する!」
新しい内容を学ぶ【N授業】と復習や発展問題の【T授業】で構成され、家庭学習も含めた定着を促すスタイルになっています。私も大学受験の予備校では「定着するには7回解くこと!7回解けば覚えられるように人間はできている!」と講師の人から聞きました。その根拠は不明ですが、繰り返し学習は大切ですね。
板書はプリントで配られ、授業中は考えることに集中するやり方だそうです。個人的には書くことも大事だと思うのですが、ここがどう出るかはやってみないと分かりませんね。4年生では全分野を一通りやるそうです。
国語;楽しみながら文章を味わうことで「自ら考え、表現する力をつける!」
国語は読解問題をしっかりやることが特徴ですね。毎回、結構長い文章に取り組んでいますが、読解力もさることながら、集中力を養うのにもとても良いと思います。自分の考えを文章にする力は他教科にも役立つでしょう。なお、知識や漢字は家庭学習だそうです。うーむ、ちゃんとやってくれるかな?
理科;理由や仕組みを理解する喜びから「新の理科力を育成する!」
「理科」は物理・化学・生物・地学といった様々な科目がまとまっており、非常に多くの知識を吸収することになりますが、知識が経験・体験と結びつく教科なので、広くしっかりと勉強してほしいです。様々な事象との関連を示して、理解を伴った知識を合理的に与えるとのことで、学年が上がるにつれて掘り下げていくカリキュラムになっています。4年生では全体の3分の1くらいの分野を行います。
社会;先進のカリキュラム・テキストによる授業で「社会が一気に好きになる!」
4年生では、全都道府県1コマずつ時間をとり、1年を通して地形、産業、地理などを学習をするスケジュールになっています。5年生からは歴史や地理が始まり、6年ではいよいよ公民です。暗記ものが最初にあるのは安心ですね。受験直前で詰め込むにはちょっと量が多いですので。私が子供の頃は都道府県の勉強なんて1個1個はやりませんでしたね。。。
テキストなどはどんな感じ?
テキストはA3のカラープリントで、ホチキス止めの物でした。内容がぎっしり書かれているわけではなく、分量としては少々物足りない印象でしたが、小学生にはこの位のボリュームなんだな、という感想です。大手塾はそれぞれ製本されたテキストなんでしょうか?手作り感もありますが、テキストが重いよりは良さそうです。内容はしっかりと大切なところが網羅されている感じでとても良かったです。
最後に
今回の説明会で一番印象的だったのは、6年生までの講義スケジュールが決まっていたことです。(当たり前?)これって先が見えていてとても安心感があります。
さらに、土曜特訓や夏季講習や志望校対策日曜特訓、正月特訓などイベント?盛り沢山で、しっかりと中学受験を目指している人には良い塾ではないかと思いますし、カリキュラムの組み方など私は好感を持ちました。
そして、「復習主義」とのことで予習は要りません。これも大事ですね。
嫁さんこんな感じですけど、如何でしょうかー?
以上、皆さんの中学受験の塾選びの参考になれば幸いです。さて、我が家はどうしようかな。
↓グノーブルのホームページです。
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