【中学受験の徒然日記】#012_学校説明会、普連土学園中学校編

中学受験
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先週に引き続き、連チャンでお達しが来ました。

嫁

来週なんだけど、次はココね!

TAK所長
TAK所長

え?2週連続なの?どこかな。

嫁

普連土学園。とてもいい学校みたいよ。

TAK所長
TAK所長

(フレンド?普連土?かなり斬新な・・・当て字?夜露死苦的な?)

謎が多いが、ここはいつものように。
ははー、行かせていただきますぅ。

という訳で、最寄の三田駅から緩い坂道を上った先にある学校へ行くことになりました。「A3出口を左に出て左に進む」と案内には書かれているのですが、これが非常に曲者です。このA3出口ですが、2つの通りに挟まれていて階段を登った後にどちらの道路にも繋がっています。大通りに出るのではなく左側の細い道路に出るのが正解なのです。案内の通りではありますが、階段を登ったら左側の道路に出て、左方向に進みましょう

普連土学園中学校・高等学校
普連土学園中学校・高等学校(東京都港区)の公式Webページです。

普連土学園 学校説明会

あまりきつい坂ではありませんが、確かに丘の中腹?あたりに位置しているであろうこの学園。敷地に入るとすぐに講堂に案内されました。この講堂ですが、名前が「新渡戸稲造ホール」となっています。そう昭和の人は知っている5000円札のあの人です。2007年には発行停止になっているので、小中学生は見たことがないかもしれませんね。

懐かしいと思う人は昭和

その新渡戸稲造がアメリカ留学中に助言をして設立に至ったようです。1887年にフィラデルフィアのキリスト教フレンド派の婦人伝導会によって設立されています。世界には100を超えるフレンド派のフレンズスクールがあるそうですが、日本では唯一この学園だけです。

さてここで、気になる「普連土」という校名の由来ですが、「普く(あまねく)世界の土地に連なる」すなわち「この地上の普遍、有用の物事を学び、世界のすべての人々と繋がって生きてほしい」という願いが込められているそうです。そう聞くと、いい校名だな〜と思えてきます。夜露死苦みたいな低レベルなものではありませんでしたね。。。そりゃそうですね。失礼しました。

学校説明会は以下のプログラムで行われました。

1.何のために学ぶのか 〜本校の教育理念〜
2.学園生活・カリキュラム・入試結果
3.グループ別校内案内
4.個別面談(希望者のみ)←これは行っていません

何のために学ぶのか 〜本校の教育理念〜

【教育理念】※HPより
万人に「内なる光(神の種子) – 神からそれぞれにあたえられた素晴らしい可能性」が存在することを信じ、一人ひとりを大切に、全ての人を敬い、世の役に立つ女性を育てることを目標にしています。本校は創立当初から少人数教育を行っており、現在は各学年3学級で編成しています。家庭的な雰囲気の中で、個々の生徒に行き届いた指導を心がけており、また、ご家庭との連携を密にして協力しあいながら生徒の育成に取り組んでいます。

まずは、校長先生による「教育理念」のお話ですが、いろいろな紹介をされていました。
まず、この学校は女子校ですが、同年代と比較すると男子よりも女子の方が成長が早く大人であり、授業がスムーズに進むというメリットがあるそうです。また、力仕事を含め、通常なら男子に取られてしまう仕事を任せる男子がいないので、その分自分達で行うためたくましくなるという利点もあります。これは良い事かもしれませんね。

キリスト教では「個を認める」ので、個性の強い子でもクラス内で浮くことなく、居場所があるとの事で、これは良いことですね。ところで、キリスト教にも種類があり、監督制・長老制・会衆制のうち、普連土学園は会衆制にあたるそうですが、これはトップダウンのように上が物事を決めるのではなく、皆の意見を尊重するタイプ。型にはまらない自由な校風だそうです。

沈黙の礼拝」という時間があり、一切喋らずに行う礼拝だそうです。なんだか厳かな感じですね。悟りを開いちゃいそうな気もしますが、自らを見つめ気持ちや考えの整理ができる時間なのでしょうね。とても面白いと思いました。

変わったところでは、PAA(Project足柄Adventure)というものがあり、足柄の施設に行って、あるお題に対してチームで取り組み解決していくといったイベントがあるそうです。これは過程でコミュニケーション力を高めるもので、クラスメートとの親睦も深まりそうですね。

最後に、「学園で身につけたさまざまな力は社会のために使う」ことを教えていると仰っていました。奉仕の心と言いますか、やはりキリスト教の精神が育まれていくのだろうと思います。

学園生活・カリキュラム・入試結果

続いて、学園生活などのお話は広報部長の方が行いました。

クラブは全部で22あり、中でも理科部のロケット班はロケットを飛ばすロケット甲子園3連覇中だそうで、モデルロケット国際大会でも3位入賞など活躍されています。今年もロンドンで行われる大会に出場するそうです。下の写真は2019年の大会時のものですが、なんとアポロ15号!に搭乗した宇宙飛行士アルフレッド・ウォーデン氏との記念撮影。とても良い経験になったでしょうね。

schoolnetwork.jpより

他にもロボットプログラミングは人気のクラブで90人が在籍しており、2020年のブラジル大会などに出場しているそうです。運動部ではフォークダンス部があり各国の民族衣装を着て踊るそうです、珍しいですよね。陶芸部というものもあり、校内には電気式の窯があって、焼くことができるそうです。すごいですね!

1学年は120〜130人と少人数。入試では算数で1番差がつく。半数が大学進学するそうです。受験の話もありましたが、ボーダーラインにいる受験生の場合、普連土学園を何回も受験している子を優先すると仰っていました。

最近流行りの、ICT関連の紹介や 理科実験設備の紹介などはあまりなく、学園生活の様子などの紹介も少なかったように思いました。

グループ別校内案内

一通りの説明の後は、14名ずつで校内見学です。先生が案内してくださいます。

本校舎から中学校舎を見ると、先には東京タワーが見えます。この中学校舎は建築家大江宏1966年の作でなんとなくリゾート感のある外観ですね。

本校舎から中学生の校舎を望む

時代を感じさせる造りですが、列柱と白い壁、赤い屋根が目を引きます。内外装とも壁はスタッコ吹きつけ、天井はワッフルスラブ的な形状で照明が埋め込まれています。デザイン凝っていますね。机と椅子はしっかりと木で作られています。

中学校舎と本校舎は渡り廊下で繋がっており、グラウンドを凝り囲むように設けられた回廊を通って図書室に行くなど、敷地をうまく利用した建物配置になっていました。中学校舎からは色々と遠いのですが、中学生にとっては問題にならないレベルでしょう。なお、丘の上にあることもあり、中学校舎と本校舎は1層ずれていて、知らぬ間に2階から3階になるという七不思議現象が生じています。高校3年生の校舎は独立していて受験勉強に集中できるようになっています。

この学校ですが、朝が早く8時に出欠をとるそうなので、朝が苦手な子は敬遠しそうです。また、授業も7時間と長く大変そうです・・・。

普連土学園に伺ってみて

今回、実際に伺ってみてとても良い学校だな、という印象を受けました。施設や備品などは最先端ではないかもしれませんが、大切に使い込まれていて、物を大切に扱う心が育まれそうです。通えば、歴史も古く愛着の持てる学校になるだろうと思います。

ご興味のある方はホームページをご参照くださいませ。

普連土学園中学校・高等学校
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